シンシアで働くということ

 あなたは、何のために働きますか?

 どういう働き方をしたいですか?

 

 お金のためという理由が全くない方は、ほとんどいないでしょう。

 何でもそうですが、100%そうだと言えること、言えないことはほとんどありません。

 働く理由も、「100%〇〇のため」という方は、ほとんどいないでしょう。

 

 ですが、最優先したいことはあるはずです。

 

 お金を優先したい方、100%お金のためという方は、介護業界もシンシアも止めておきましょう。

 

 介護業界は、お金のためだけに働くなら相応しくありません。

 

 何といっても、高給は望めないからです。

 

 何が高給か、どこからが高給か、定義は人それぞれ違うので、訪問介護障碍者のヘルパーの時給1300円程を高給だと捉える方もいるようです。

 私はそう思いませんが、仮にそうだとしてもここシンシアは通所介護事業所です。

 通所介護事業所で、そのくらいの賃金を得ている方がいないとは申しませんが、極々僅かでしょう。

 

 厚労省はヘルパーや介護福祉士を「介護の専門家」と声高に言ってみたり、受験資格の要件を増やし取得しにくくはしていますが、本当に専門家と認識しているとはとても思えません。

 

 介護報酬を見ればわかります。

 厚生労働省の定めているそれは、専門家に相応しい金額ですか?

 

 それは、厚生労働省だけが決めているのではありません。

 

 社会も、国民も、介護業界の人件費を上げようという声は少数です。

 

 保育所・保育士不足と言われる中、全産業より月給にして約10万円低いと言われる保育士の給料を上げるために、大きな変化は起こったでしょうか。

 

 同様のことが介護業界にも言えます。

 

 保育士よりも更に厳しいと言えるかもしれません。

 

 では、なぜシンシアで働くのか。

 人が働くのはお金のためだけでないのは申し上げるまでもありません。

 その1つが地域社会への貢献でしょう。

 

 他の事業所は分かりませんが、シンシアは介護事業を通じて社会貢献をしたいと考えています。

 その対価として報酬をいただく。

 それを元に職員に還元する。

 

 企業として当たり前のことをして、存続していきたいと思います。

 従業員の方にもその思ひで以て働いていただきたいと思っています。 

 

 多くの方が働く理由は、自分やご家族の生活のためでしょう。

 最低限生きていくための方もいれば、少しでも贅沢な暮らしをするための方もいらっしゃるでしょう。

 

 何が贅沢なのかの基準は人によって異なります。

 持ち家を持つことか、教育にお金をかけることか、美容にこだわるのか。

 それは個人の自由です。

 

 どちらにしろ、働く理由の究極は自分の利益のためでしょう。

 

 しかし、先程も申し上げた通り、人は0-100ではありません。

 

 そういった様々な理由の中、社会に恩返しをする気持ちもその1つだという方に相応しい職場でありたい。

 

 私はそう考えています。

 そう思っています。

 

 全てではないまでも、共感できる方といっしょに地域に貢献、恩返ししていきたいと考えています。

 

 よろしくお願い申し上げます。